【四季折々】おせちについて・その3【しげよし】

2021/11/11

■【おせちのお話?雑学】おせち料理はいつまで食べる?

おせち料理についてのコラムも3回目を迎えます。今回は、おせち料理にまつわる雑学を、さまざまな角度からお届けします。

おせち料理は、いつまで食べるか知っていますか?
「年明けは、台所にあまり立ってはいけない」と言われるように、年神様を家に迎えるとされるお正月は、台所での作業を極力減らす料理として「保存がきく食べ物」が重宝されました。そこからおせち料理の原型が生まれたと考えられており、お正月の3が日にゆっくり食べると言われています。

また、良いことを流してしまう皿洗いなどの水仕事を松の内にしないためにも、おせち料理が作られたといわれています。味や食感がおちにくいものであれば、具材ごとに小分けにして保存しながら、遅くとも1月7日の松の内までに食べきるようにすると良いでしょう。

普段、家事で忙しい主婦が料理の手間から解放され、お正月をゆっくり過ごすという意味からも、保存食が中心になったと言われています。

■【おせちのお話?雑学】定番以外の“個性派おせち”って、どんなおせち?

おせち料理というと「和」のイメージがありますが、最近では多様なニーズに合わせ、さまざまな“個性派おせち”が登場しています。以下、注目の“個性派おせち”を紹介します。
⚫️洋風おせち
フレンチやイタリアンなどのテイストを取り入れたおせち。ワインに合わせてひと味違うがうお正月を楽しむことができます。

⚫️ヘルシーおせち
カロリー控えめ、低糖質、薬膳風、やわらかな食材を使うなど、健康ニーズをふまえたおせちも登場しています。高齢者や健康に気を使う方向けのおせちです。

⚫️少人数・個食向けおせち
昨今の核家族化を反映し、少人数、ひとり暮らし向けのおせちのバリエーションも豊富になってきています。

⚫️ご当地グルメおせち
北海道、京都など各地でとれた豪華な食材が詰め込まれた「ご当地グルメおせち」も登場しています。

⚫️肉おせち
エビや数の子など魚介類もおさえつつ、ローストビーフなどお肉料理が充実した「肉おせち」も注目。

■【おせちのお話?雑学】おせち料理を食べる時に「祝い箸」を使うのはなぜ?


おせち料理といえば、「祝い箸」がつきものですが、そもそも祝い箸とは、お箸の両端が丸くなっているお箸のことをさします。

お箸の両端が丸くなっているのは「お箸の片側は神様のもの」を表し、祝い箸を使って食べることで神様といっしょに食事をするという意味合いがあるのだそうです。

また、古来より柳の木は「神が宿る木」と言われており、祝い箸には柳の木が使われます。 お正月の3が日は、この祝箸を使っておせち料理を食べるのが習わしです。

おせち料理は、新しい年を祝うとともに、1年の健康と平和を祈る大切な料理。その意味を知りながら、年越しに向けて準備を始めましょう。