■夏といえば、枝豆。なぜ「ビールに枝豆」なの?
夏の風物詩のひとつ・枝豆。
枝豆といえば、「ビールのお供」というイメージが強いですが、そもそも、なぜビールのおつまみに枝豆が選ばれるのでしょうか。
理由の一つは、その味と食感にあります。
枝豆は、塩を振って茹でたものが一般的で、塩気があり、口当たりが良いためビールとの相性が抜群です。また、枝豆は一粒一粒が小さいため、手軽に食べられる点もビールのおつまみとして人気です。
2つめの理由は、枝豆に含まれる栄養成分にあります。
枝豆のたんぱく質に含まれるアミノ酸の仲間「メチオニン」には、アルコールの分解を助け、肝臓への負担を軽くしてくれる効果があります。
また、リン脂質の「レシチン」も含まれているのですが、「レシチン」は肝臓にたまった脂肪を分解する役目も担っており、お酒で疲れがちな肝臓の働きを助けてくれます。
味覚、栄養、いずれの面からも、「ビールと枝豆は好相性」ということがわかります。
■枝豆は、「豆類」ではないの?
枝豆と大豆は一見違う食べ物に見えますが、枝豆は、大豆が未成熟のうちに収穫したもの。
したがって、大豆が「豆類」とされるのに対し、枝豆は「野菜類」に分類されます。
日本で栽培されている枝豆の中でも代表的な品種を3つ紹介します。
・白毛豆(青豆)
一般的に枝豆というと、この白毛豆をさします。青豆とも呼ばれています。うぶ毛が白くて豆の色が薄い緑色をしているよくみる枝豆で、全国的に栽培されています。
・茶豆
東北地方で主に生産されている枝豆は、茶豆とよばれています。さやの中の豆に茶色の薄皮がついています。さやの中には2粒の豆が入っています。
・黒枝豆
黒枝豆は、関西地方で多く栽培されています。丹波の黒豆が有名で、さやの色が少々黒めで、さやの中の薄皮も少し黒っぽくなっています。
■【カンタンレシピ】枝豆と塩コンブの炊き込みご飯
炊飯器でカンタンにできる、「枝豆と塩コンブの炊き込みご飯」のレシピを紹介します。
・材料(3人分)
米 ・・・2合
枝豆・・・ 100g
塩 ・・・大さじ2
塩昆布 ・・・20g
A)
酒 ・・・大さじ1
だし汁・・・大さじ1
塩・・・ 小さじ1/4
水・・・適量
・作り方
1 枝豆をゆでてざるにあげ、さやから豆を取り出す。
2 炊飯器の内釜に米、A、水を2合目盛りまで入れる。
3 塩こんぶを加え、炊き込みご飯モードで炊飯する。
4 炊き上がったら、枝豆を加えて混ぜ合わせ、茶碗に盛ってできあがり。
枝豆は炊飯器に入れて一緒に炊き込むと黒く変色してしまうので、後から入れて混ぜこむようにしましょう。
今の季節がいちばんおいしい枝豆。たくさん食べて、夏を満喫しましょう!