【お客様からのご質問】「懐紙はどんなときに使うのですか?」【しげよし】

2017/09/08

 
会席料理などについてのコラムをブログにアップしましたところ、お客様から「会食のときに、懐紙はどのように使うとスマートですか?」というご質問を頂戴いたしました。ありがとうございます。本日は、懐紙についてお話しいたします。
 

■着物の懐に入れて携帯したことから「懐紙」と呼ばれます
 
懐紙(かいし)は、二つ折りの和紙です。着物の懐(ふところ)に入れて携帯したことから、懐紙という名前が付きました。また、手にして持ち歩いている紙という意味合いで、手紙とも呼ばれます。
茶道具店で販売されているのは、お茶会のときに和菓子の下に敷くのが懐紙だからです。また、以前はメモ用紙や便せんのような役割も果たしていたので、歴史のある文房具店などでよく販売されています。そのほか、和小物店などにもございます。
現在では、お茶席や会席料理のときなどに懐紙がよく登場いたします。
 

■白いものから季節の柄が入ったものまで色とりどりです
 
最も一般的な懐紙はお茶席で使う真っ白なものですが、文房具店や和小物店などには透かし模様の入ったもの、桜や朝顔、紅葉など季節の樹木、富士山や?などのおめでたい柄があしらわれているものまで様々な懐紙が販売されています。一般的な大きさは、女性用は145×175mm、男性用は175×205mm。女性用サイズは男女兼用で使ってもかまいませんが、お茶席で男性は男性用サイズを持つ方が多いようです。懐紙は二つ折りにして、和小物店などで販売されている「懐紙入れ」に入れて携帯します。
 

■料亭やお茶席で便利にお使いいただけます
 
懐紙はティッシュペーパーよりも厚みがあり、油分もよく吸うので、いろいろなシーンで使えます。例えば、お食事のときお料理がこぼれないようにと手の平で受ける動作は「手皿」と呼ばれ、お行儀が悪いとされます。料理をお口に運ぶときに、懐紙を取り皿のようにそっと添えると見栄えがいいですし、こぼすなどの粗相を防げます。
また、お茶碗などに口紅が付いてしまったときに、懐紙でそっと拭うのもスマートです。
お茶会のときは、主菓子やお干菓子を取り分けるときに、お手元のお皿代わりに使ったりします。また、濃茶を飲み終えた後に茶碗の飲み口を懐紙で拭ったりもします。食べきれなかったお菓子は、懐紙に包んで持ち帰ってもかまいません。
 

■ご家庭にも懐紙があると大変便利です
 
ご家庭でも、懐紙はとても便利にお使いいただけます。懐紙の中には、給水しにくいにじみ止め加工があるものと、吸水性が良いものがありますので、用途に合わせてお使い分けください。
たくさんのお客様がいらっしゃった際に、柄入りの懐紙を細長く折って千代結びにすれば箸置きができますし、見た目も美しいです。また、コースター代わりにグラスをのせるのも粋です。
油分をよく吸いますので、揚げ物の下にあぶらとりとして敷いて紙ナプキンのようにも使えます。和菓子を取り分けるときのお皿にしたり、余ったお菓子を包んで渡したりと様々にお使いいただけますので、ご家庭にありますと大変便利です。なお、お菓子をのせるときは、柄が印刷してある部分に水気のあるお菓子が触れないようにしたほうがいいでしょう。
最近では一筆箋が流行っておりますので、かわいらしい柄の懐紙が手に入ったら、便せんの代わりにするのも素敵です。もちろん、メモ代わりにしてもかまいません。
懐紙は色も柄も素敵ですし、見た目が大変優雅です。懐紙入れとともに、2〜3個お持ちになられると、シーンに会わせて便利にお使いいただけます。
 

ご期待以上の品質をご提供させていただくために、これからもしげよしはおもてなしの心を追求して参ります。お引き立てのほど、どうぞよろしくお願いいたします。