2020/12/08
【四季折々】師走について【しげよし】2020/12/08
あっという間に12月になり、2020年も残り少なくなりました。 日本には古くから、年末はお坊さんが各家庭に呼ばれてお経を唱える習慣があり、お坊さんは毎日忙しく走り回っていたそう。「師匠の僧が、お経をあげるために東西を馳せる月」を意味する「師馳す」(しはす)が語源となっているという説があります。 そのほか、 昔から伝わる、師走の主な行事を紹介します。 ⚫8日・・針供養。折れた針を供養し、裁縫の上達を願う行事。12月8日は西日本のみ ⚫13日ごろ・・正月事始め。1年の汚れを落とす「すす払い」や、門松などに用いる ⚫12月17日〜19日ごろ・・羽子板市。東京台東区の浅草寺、京都新京極の羽子板市が ⚫12月24日、25日・・クリスマス。イエスキリストの誕生日で、日本はキリスト教が ⚫12月31日・・大晦日。1年をしめくくり、新年を迎える節目の日。年越しそばを食 おそばは、お寺で精進料理として食べられていましたが、貴族や武士、庶民へと広まり、 大晦日に「年越しそば」として食べられるようになったのは、江戸時代ごろ。 その流れをうけ、1年の最後の日=縁起のよい日に食べるそばが、「年越しそば」になっていったと考えられています。 年越しそばには、 一年をしめくくる師走は、さまざまな行事が目白押し。 |