【四季折々】お彼岸について【しげよし】

2023/03/13

■2023年 春のお彼岸は3月18日〜3月24日



日差しがだいぶやわらぎ、春の訪れを告げています。草木がめぶくなか、もうすぐやってくるのが「お彼岸」です。

「お彼岸」は日本独自の仏教行事で、春と秋におとずれる、ご先祖さまを供養し感謝をささげる期間。 この時期にはご先祖さまがいる世界と、私たちがいる世界がもっとも近づくとされています。

春のお彼岸は、春分の日を中心にした7日間をさします。
春分の日は年によって変動するため、それにともない、春のお彼岸の日程も変化します。
2023年の春分の日は、3月21日。お彼岸は、3月18日~2022年3月24日までで、
3月18日が彼岸入り、3月24日が彼岸明けになります。

この期間は、ご先祖さまを供養し、
お墓参りや法要
仏壇仏具の掃除
お供え
他家のお参りとお供え
などを行うのが通例です。

菩提寺があって「彼岸会(ひがんえ)」と呼ばれる法要が行われる場合には、そちらにも参加しましょう。

■お彼岸の時期に行われる全国の風習あれこれ



お彼岸の時期には、全国で独自の行事が行われます。以下、4つ紹介します。

⚫大阪府 四天王寺 お経木流し(おきょうぎながし)
聖徳太子が建立した大阪府大阪市・四天王寺の「お経木流し(塔婆流し)」は、供養したい方の名前をお堂の担当者に伝えると、経木に戒名を記入してくれます。これを塔婆と見なし、仏前に立ててお経をあげてもらうことができます。
⚫福島県 会津地方 会津彼岸獅子(あいづひがんじし)
会津地方では春彼岸に獅子舞が行われます。長い冬が終わり、春の彼岸入りとともに、三体の獅子が古式ゆかしい舞を披露。笛と太鼓の音色に合わせ、獅子が市内を練り歩きます。豊作と家内安全を祈り、春の訪れを喜び合う伝統行事として位置づけられています。

● 九州地方 彼岸籠り(ひがんごもり)
九州の限られた地域で行われる風習で、お彼岸の時期になると、山にこもったり集落の神社に集まりお酒を酌み交わすとものです。地域の安全や無病息災を祈り、五穀豊穣を願うという意味も込められています。

● 沖縄地方 屋敷の御願(やしきのうがん)
沖縄ではお彼岸のない地域も多く、お墓参りに行くことも多くはありません。その代わりに行うのが、「屋敷の御願」といわれていま台所を守る火の神「ヒヌカン」とお仏壇「トートーメー」に御馳走をお供えして、家内安全や無病息災を祈ります。

■お彼岸のお供えに欠かせない花は何を選ぶ?



お彼岸の時期に欠かせないお供えのひとつ、お花。ご仏壇や墓前に供える花には明確な決まりはありませんが、白や淡い色、黄色や紫などの色がよく使われるようです。

供花や仏花の定番といえば、菊の花。
菊は古来より「邪気を払う」とされており、慶弔問わずさまざまな場面で使われてきました。花が日持ちするため、長寿の象徴とも言われています。枯れる時に花びらが散らばりづらいところも、お供えの花として選ばれる点です。

白いユリも多く使われます。白いユリは厳かな場面にふさわしい風格があり、花も長持ちする品種が多いので、ご仏壇やお墓へのお供え花として重宝されています。

今年も、ご先祖様を気持ちよく迎え入れるお彼岸にしましょう。