【四季折々】おせちについて【しげよし】

2023/10/25

■おせち料理。手づくり派と取り寄せ派、どちらが多い?



今年もあっという間に、お正月のおせち料理の準備シーズンになりました。
おせち料理は、正月を祝う「屠蘇肴」を組み入れたり、日持ちの工夫をしたり、お重の組み合わせのルールを作ったりなど、私たちの祖先が何代もかけて作り上げてきたものです。

ところで、おせち料理は手づくりしていますか? 取り寄せていますか?

株式会社ロイヤリティ マーケティングが2022年12月に実施したアンケートによると、おせち料理は「手づくりする」と答えた人は15.5%、「一部手づくりする」と答えた人は52%、「取り寄せる」と答えた人は32.6%でした。

この結果から、おせち料理は「手づくり派」と「取り寄せ派」がほぼ半々であることがわかります。

手づくり派の理由としては、「伝統を守りたい」「家族で一緒に作りたい」「自分好みの味にしたい」などが挙げられます。取り寄せ派の理由としては、「手間がかからない」「品揃えが豊富」「おいしい」などが挙げられます。

近年では、少人数世帯や一人暮らしの増加、ライフスタイルの変化などにより、取り寄せ派の割合が高まっていると考えられます。

■2024年のおせち料理の傾向は?



2024年のおせち料理の傾向は、以下の2つが挙げられます。

《奮発とお手軽の二極化》
コロナ開けで、お正月に家族や親戚が集まる機会が増えることが予想されるため、大人数で食べられる大容量のおせちや、豪華な食材を使ったおせち、品目数の多いおせちなどの「奮発」おせちの需要が高まると考えられます。一方で、少人数世帯や一人暮らしの増加、ライフスタイルの変化などにより、手軽に購入できるおせちや、冷凍のおせち、オードブルやおつまみなどの単品のおせちなどの「お手軽」おせちの需要も高まると考えられます。

《健康志向や環境配慮》
健康志向の高まりや環境配慮への意識の高まりにより、
・減塩や糖質制限のおせち
・アレルギー対応のおせち
・国産食材のおせち
・エシカル消費のおせち
などの需要も高まると考えられています。

■おせちを取り寄せる場合は早めの予約を



おせち料理を取り寄せる場合、予約は、早めに行うことが大切です。人気のおせちは、早い段階で完売してしまう場合もあります。

アレルギーがある場合はアレルギー対応のおせちを、魚介類や肉類が苦手な場合は、そういった食材を使わないおせちを選ばないようにするなど、おせちの内容や価格、量などを確認し、家族に合うおせちを選びましょう。

おせちは、配送方法により届く日時や料金が異なります。あらかじめ、配送方法を確認しておくことも大切です。

手づくり派も取り寄せ派も、つつがなく新年をむかえられるよう、おせちの準備を始めましょう。