トップページ > ブログ > 【食材のこだわり】ネギについて【しげよし】
2025/01/18
■冬が旬のネギ。長ネギと青ネギの2つに分類■ 冬においしくなる野菜といえば、ネギ。全国で広く栽培され、周年流通しているネギですが、旬は11~1月です。 ネギは、日本には奈良時代に伝わったとされ、古くから全国で栽培されてきた歴史ある野菜といわれています。白い部分を食べる「根深ネギ(長ネギ)」と、緑色の葉の部分が多い「葉ネギ(青ネギ)」の2つに分類できます。 根深ネギは、加熱すると甘みが増してとろりとした食感になるのが特徴。葉ネギは、β-カロテンなどのビタミンが豊富なのが魅力です。 根深ネギは、 ・ 白い部分が長いもの ・ 緑の部分と白い部分がはっきり分かれているもの ・ 光沢があるもの を選びましょう。 葉ネギは、 ・ 根元から葉先までまっすぐで青みが濃いもの ・ 根がしっかりしているもの を選びましょう。 ネギの1月の出荷ランキングベスト5は、1位千葉県、2位埼玉県、3位茨城県、4位群馬県、5位栃木県となっています。 ■なぜ、「風邪をひいたらネギを首にまくといい」と言われているの?■ 「風邪をひいたらネギを首にまくといい」と言われていること、ご存知ですか? ネギに含まれる「アリシン」という辛み成分は殺菌力が強く、さらに空気中に逃げやすい性質があります。 そのため、ネギを首に巻くことで、アリシンが鼻や喉の粘膜に入り込んだ風邪のウイルスを撃退してくれるといわれています。 生の白ネギに切り込みを入れてネギが曲がりやすいようにし、それを手ぬぐいやタオルなどで包んで首に巻けば、ネギの首巻きの完成。 汁が直接皮膚につくとかぶれることもあるので注意しましょう。 ちなみに、戸板女子短期大学食物栄養科でこの実験を行ったところ、副交感神経機能がアップし免疫力アップにつながることが証明されたそうです。 ■ネギを調理するときのポイントは?■ ネギの薬効成分アリシンは揮発性のため、長時間火を通したり水にさらしたりすると抜け出してしまいます。そのため、食べる直前にさっと調理するのがポイント。 アリシンには、ビタミンB1の吸収を助ける効果があります。豚肉などビタミンB1をたくさん含んだ食品と一緒に調理することで、相乗効果も期待できます。 さらに、ネギの香りには、肉や魚の臭みを消す効果もありあります。 煮込み料理であれば、青い部分は肉と一緒に最初から煮込んで、白い部分は後から入れて軽く混ぜるだけ…というように使い分けるとよいでしょう。 「食べ物」ととして、「薬味」をして、ネギを味わいつくしましょう!「