【四季折々】ひな祭りについて【しげよし】

2025/02/22

■もうすぐひな祭り。ひな人形の飾り付けはいつから?■




3月3日はひな祭り。「桃の節句」ともよばれ、女の子の健やかな成長や幸せを祈って、お祝いをします。

ひな祭りいえば、自宅にひな人形を飾る家庭が多いと思いますが、このひな人形の飾り付けはいつから始めればよいのでしょうか。

ひな人形を飾る時期に決まりはありません。家庭によって、節分が終わった後から飾り始めることもあれば、2月中旬から下旬に飾るケースもあるようです。

一般的には、「立春(2月4日ごろ)から、ひな人形を飾り始める」とされています。立春は春の始まりを意味する日で、ひな祭りに向けて準備を始めるのにふさわしい日でもあります。ただし、あくまでも目安であり絶対的なきまりではありません。

ただ、ひな祭りは前日の「宵節句(よいぜっく)」から始まっていると考えられており、「前日に準備することは失礼にあたる」と考えられています。

おひな様を迎える準備は、できるだけ時間に余裕を持ってできるとよいでしょう。


■ひな人形を片付けるのは、「啓蟄(けいちつ)の日」を目安に■




それでは、ひな人形は、ひな祭りが終わったあといつ頃までに片付ければよいのでしょうか。

ひな人形は、飾る時期と同様「いつからいつまで飾っておくべき」という決まりは特にありません。

ひとつの目安にしたいのは、3月6日の「啓蟄(けいちつ)の日」。
若葉が芽吹き、虫が蠢き始めるとされるこの日は、「雨水」の次の節目に当たります。 3月3日からたった3日後とはずいぶん慌ただしい気もしますが、できるだけ季節の節目を超えず、遅くとも3月中旬頃までに片付けるのが良いと考えられています。

ひな祭りの後、「ひな人形を早く片付けないと婚期が遅れる」といわれていますが、これには主に2つの理由があります。

・片付けも満足にできないようではきちんとした女性になれず、いいお嫁さんにもなれません。そこで「お雛さまを早く片付けないと嫁に行き遅れますよ」と、しつけた。

・早く飾り出すと「早く嫁に出す」、早くしまうほど「早く片付く(嫁に行く)」。雛人形は婚礼の様子を表しているため、飾る時期を娘の結婚になぞらえた。

いずれにしても、早めに片付けるのがベターです。


■ひな祭りにケーキを食べるのが一般的に■




ひな祭りの日に口にするものといえば、ひなあられやちらし寿司、はまぐりのお吸い物が定番ですが、近年は、「ひな祭りにケーキを用意する」という家庭が増えてきています。

この「風習」が始まったのは、平成の始まり頃から。 洋菓子人口の拡大と共に洋風なお祝いのスタイルが人気となり、ひな祭りにもその影響が及んだ結果と考えられています。

「ひな祭りケーキ」には、ホールケーキタイプ、タルトタイプ、ロールケーキタイプ、アソートタイプなど、さまざまな種類があります。

ひな祭りケーキは、洋菓子店・スーパー・コンビニ・通販などで購入可能。

お祝いの席を華やかに彩るケーキは、ひな祭りにぴったり。この時期だけのバラエティに富んだスイーツで、ひな祭りを盛り上げましょう!