トップページ > ブログ > 【四季折々】端午の節句について【しげよし】
2025/04/30
■端午の節句の「端午」とはどういう意味?■ 国民の祝日である5月5日の「こどもの日」は、「端午の節句」として知られています。 「こどもの日」と「端午の節句」は同じ日であるため混同されがちですが、本来はそれぞれ異なるもの。 「こどもの日」は国民の祝日で、男女関係なく子どもの成長や健康を願う日です。 一方、「端午の節句」は伝統的な年中行事で「菖蒲の節句」とも呼ばれ、男の子の健やかな成長をお祝いします ところで、端午の節句の「端午」には、どのような意味があるか知っていますか?「端午」とh、5月の最初の午(うま)の日を指しています。 端という漢字には「初め」という意味があり、午は「午の月」を指す漢字です。 ちなみに、「節句」とは、「四季や季節を祝う伝統行事」や「季節の節目」などを意味する言葉です。日本には、以下のように端午の節句を含めて5つの節句があり、「五節句」と呼んでいます。 ・人日(じんじつ)の節句 ・上巳(じょうし・じょうみ)の節句 ・端午(たんご)の節句 ・七夕(たなばた・しちせき)の節句 ・重陽(ちょうよう)の節句 ■鯉のぼりの吹き流しの色の由来■ 「端午の節句」といえば、こいのぼり。こいのぼりのてっぺんには色鮮やかな吹き流しと金の風車がついています。 ここでは、この意味について紹介します。 まず、吹き流しは、幼子の無事な成長を願う「魔よけ」の意味で飾られています。 この「吹き流し」は5色〜青(緑)、赤、黄、白、黒(紫)〜で構成されており、「神道の5色」と言われ、古代中国に伝わる「五行説」が基になっているとされています。 金の風車は「矢車」とよばれています。車輪のような形をしていて、音を立てて回ります。こちらは、戦国時代に武将が持っていた弓矢がその由来。矢車も、吹き流しと同様魔よけの意味合いがあります。また、矢車は派手な装飾がしてあり、風が吹くと音を立てて回ります。子どもが生まれたことを知らせ、そこへ神様が降りてくるための目印になるようにという意味が込められているようです。 ■全国のこいのぼりイベントに出かけよう!■ GWのこの時期、全国でこいのぼりイベントが開催されています。 【北海道】札幌市 定山渓温泉渓流鯉のぼり 【群馬県】館林市 こいのぼりの里まつり 【千葉県】香取市 いきいき山田 鯉のぼりまつり 【東京都】港区 東京タワー 333匹の「鯉のぼり」と巨大「さんまのぼり」 【岐阜県】不破郡垂井町 相川鯉のぼり一斉遊泳 【石川県】金沢市 浅野川・鯉流し 【大阪府】高槻市 こいのぼりフェスタ1000 【三重県】熊野市 泳げ!鯉のぼりくん 【高知県】高岡郡四万十町 こいのぼりの川渡し 【熊本県】阿蘇郡小国町 杖立温泉鯉のぼり祭り など。風にそよぐこいのぼり、見に行きたいですね!