トップページ > ブログ > 【食材のこだわり】びわについて【しげよし】
2025年7月
2025年8月
2025/05/22
■甘くさわやかな風味。ヘルシーフルーツ・びわ■ 4月中旬から5月下旬に収穫時期を迎えるびわ。原産地は中国南部で、日本では、長崎県、千葉県、香川県などで多く収穫されています。 昔は「びわを庭に植えると縁起が悪い」などといわれました。しかし、これは途方もない迷信です。 びわは、強い抗酸化作用をもつカロテンを豊富に含むため、高血圧や心筋梗塞などの生活習慣病予防やがん予防の効果が期待できる、すぐれたフルーツなのです。 バラ科に分類されるびわは、甘さ・酸味・さわやかな香りが特徴。旬の時期にスーパーに並ぶものは1個100~200円ほどですが、贈答用にも使える高級品は300~500円ほどする場合も。以下、代表的な品種を紹介します。 ・ なつたより 平均60グラムと比較的果実が大きく、粒の大きさと強い甘みが特徴。デパートや高級フルーツ店で販売されています。 ・みずほ 酸味と大粒の実が特徴の品種。甘味もありますがほかと比べると控えめなので、酸味が引き立つ上品な味わいです。 ・ 希房 甘味と酸味のバランスがよく、種がないのがポイント。ただし、生産数が少なく希少価値が高い面も。 ■びわの美味しい食べ方を紹介■ びわの食べ方を大きく分けると、皮をむいて・皮ごと・冷やしてまたは常温で・調理して食べるの4パターン。以下、具体的に紹介します。 ・ 皮をむいて 包丁を使うときれいにむくことができます。びわのお尻(ヘタの反対側)に包丁で十字の切り目を浅く入れ、切り目からヘタに向かって皮をむきましょう。 ・ 皮ごと食べる 皮は薄いため、皮ごと食べることもできます。びわの皮にはたくさんの栄養素が含まれています。苦みが苦手な場合は、皮をむいて食べるとよいでしょう。 ・冷やしてまたは常温で食べる びわは冷蔵保存に向かないため、常温で保存して常温のまま食べることが多いフルーツ。冷やして食べる場合は、食べる2~3時間ほど前に冷蔵庫に入れておきましょう。 ・ 調理して食べる コンポートやジャム、ドレッシングなど、調理にも向いています。 ■びわは葉っぱにも効能がたくさん!■ びわは、葉っぱにも栄養分がたくさん含まれています。 サポニン、タンニン、ビタミンB1により、咳止めや食あたり、胃炎を和らげる効果が期待されています。 辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)という漢方にも配合されており、鼻づまりの解消や鼻の炎症緩和に用いられています。 咳止め、鎮痛、利尿、整腸、滋養強壮と、幅広い効能があることで知られている「びわの葉茶」。乾燥したびわの葉と水を鍋に入れて火にかけ、お湯が沸騰したら弱火で1~2分ほど煮込み、火を止めて、茶こしで葉をこせばできあがりです。ただし、大量に摂取すると副作用のリスクがあるため適量を心がけましょう。 体にとてもよいびわ。旬の季節に味わいたいですね!