しげよし「松華堂御膳」の魅力

2025/07/15

 

おもてなしの印象は、味そのものに加えて、その所作や佇まいによっても形づくられます。お重の蓋を開けた瞬間の静けさ、箸を入れるときの期待感、口に運んだ一口目で感じる余韻。これらが一体となって、ようやく“心を尽くした料理”と言えるのかもしれません。

 

「仕出し割烹しげよし」 がご提供する「松華堂御膳」は、そうした“所作ごと味わう食体験”を目指して仕立てられた、会席風の仕出し料理です。

伝統的な松花堂のかたちを継承した構成美

しげよしの「松華堂御膳」は、古くから受け継がれてきた「松花堂弁当」の形式を礎にしています。

 

四つに仕切られたお重の中に、異なる味わいと季節の趣を一品ずつ丁寧に盛り付け、静謐な余白と緊張感が同居するような美しさを表現しています。料理は、季節の八寸、出汁を活かした煮物、彩り豊かな天ぷら、清涼感を添える酢の物の4品を中心に構成。

 

それぞれが独立しつつ、調和の中でお互いを引き立てるよう設計されています。過度に主張せず、しかし確かな存在感を残す、しげよしならではの美意識が込められています。

「見た瞬間に伝わる」おもてなしの品格

「松華堂御膳」の真価は、箱を開けたその一瞬に表れます。仕切られた空間に生まれる、張り詰めすぎない緊張感と計算された配置が、控えめながらも品のある第一印象を生み出します。

 

「仕出し料理とは思えないほど美しい」

 

そうしたご感想をいただく機会も多く、大切な場にふさわしい整いが、この一膳には備わっています。

仕切りの外まで広がる会席の流れ

お重の四仕切りに加え、お造り、季節のご飯、茶碗蒸し、お吸い物もご一緒にお届けいたします。

これにより、形式的にも「一汁三菜+α」が整った会席構成となり、法事や節目のお祝いといった改まったお席にも安心してご利用いただけます。

 

  • お造りは、鮮度と彩りに加えて“盛りの佇まい”に配慮を。
  • 茶碗蒸しは、なめらかさと温もりを両立した口当たりに。
  • お吸い物は、静かな味わいに香りの余韻を添えて。

それぞれが箱御膳を引き立て、全体として一つの会席を構成しています。

静かな場面にふさわしい落ち着きと格式

しげよしの「松華堂御膳」は、以下のような用途に特にご好評をいただいております。

 

  • ● 四十九日、一周忌、初盆などの法事
  • ● 両家の顔合わせ、節目のご挨拶
  • ● 還暦や古希など、ご長寿のお祝い
  • ● 自宅で開かれる改まった食事の席

 

格式を意識しすぎず、それでいて普段の仕出しよりも一段上の品格を持つ一膳として、自然体で整った食卓を演出できるのが、この御膳の特徴です。

料理が「場の空気」を整えるように

仕出し割烹しげよしの「松華堂御膳」は、ただ料理を届けるだけでなく、食事の時間そのものに調和と品をもたらすことを意識しています。一品ずつに込められた意図や設計が、会話の流れを支え、空気を和らげる──そんな存在であることを目指しています。

 

目に映る整い、箸を運ぶ順序、口に広がるやさしさ。大切な方をお迎えする日、自身の気持ちを整えたい日にも、しげよしの「松華堂御膳」がそっと寄り添えましたら幸いです。