【食材のこだわり】枝豆について【しげよし】

2020/08/31

■夏が旬の枝豆は、豊富な栄養を含む

ビールのおつまみとして良く知られている枝豆。
枝豆とは、未成熟な大豆を収穫したもので、枝つきのまま扱われることが多かったため、「枝豆」とよばれるようになったそう。
旬の時期は、ビールが美味しい夏の時期で、6月から9月くらい。原産地は中国で、日本では、北海道、千葉県、群馬県が主な産地として知られています。
品種名はあまり表記されていませんが、「サッポロミドリ」「湯あがり娘」「玉すだれ」など、たくさんの種類があります。

見た目は枝豆とあまり変わりませんが、豆の薄皮の部分が少し茶色い「茶豆」、お正月料理として欠かせない黒豆を若採りした「黒豆」もあります。

枝豆は、タンパク質、ビタミンB1、カリウム、食物繊維、鉄分などを豊富に含み、栄養価の高い食品です。中でも、茶豆のひとつ「だだちゃ豆」には、美肌や若返りに関連のあるアミノ酸の一種・オルニチンが豊富に含まれていることが知られています。

■枝豆をおいしくゆでるポイント3つ

枝豆をより美味しく食べるには、新鮮なうちに正しい方法でゆでること。
以下、ポイントを紹介します。

⚫️ゆでる時の塩の量は、水の量に対して約4%
枝豆をゆでる時は、塩の量(塩もみ用と湯に入れる用の合計)は、水1リットルに対して40gが適しています。甘くプリプリの状態で仕上げることができます。

⚫️ゆでる前に塩でもむ
ゆでる前に、塩でもみましょう。こうすることで塩味がしみこみ、ゆであがったあとの緑色が鮮やかになります。

⚫️中火で3〜5分くらいゆでる
塩でもみこんだ枝豆は、中火で3〜5分くらいゆでます。ゆであがったらざるにあげて冷まします。冷水に通すと色はきれいに仕上がりますが、水をすって水っぽくなってしまうので注意しましょう。塩味が足りない場合は、ひとつまみの塩をふってまぜましょう。

長く保存したい場合は、少し固めにゆで、冷凍保存しましょう。保存用袋に入れると、より鮮度を保つことができます。

■ご飯にスープに。料理法いろいろ

おつまみとしてだけでなく、ごはん、サラダ、スープなど、さまざまな料理の材料に使われる枝豆。以下、簡単にレシピを紹介します。

⚫️枝豆ごはん
さやから出した枝豆を、ごはんをたくときに入れていっしょに炊き込みます。食感も風味も夏を感じさせてくれます。

⚫️枝豆のスープ
ミキサーに材料をいれてかきまぜたあと、鍋であたためてできあがり。ヘルシーで、色味もきれいです。

⚫️枝豆のサラダ
マッシュしたじゃがいもとまぜてポテト&枝豆サラダに、ひじきとまぜて和風サラダにetc。さまざまな風味を楽しめます。

⚫️枝豆のだし浸し
むいた枝豆をかつおだしに浸けるだけ。冷凍の枝豆を使っても美味しくいただけます。

⚫️枝豆のクリームパスタ
枝豆をクリームソースにしてパスタと和え、生ハムやトマトをトッピングして彩り鮮やかに。

栄養たっぷりでさまざまな料理に合う枝豆。旬の風味を楽しみましょう。