【食材のこだわり】三つ葉について【しげよし】

2022/02/20

■“日本のハーブ”・ミツバの旬は3月頃



茶碗蒸しのトッピングやお吸い物の具などによく用いられるミツバ。原産国は日本で、各地の山野に自生するセリ科ミツバ属の多年草です。

古くから、「春を告げる野菜」として愛されてきた香り豊かな“日本のハーブ”で、若く柔らかい葉茎を伸ばす3月頃が旬の時期として知られています。この時期の出荷が多いのは、千葉県、埼玉県、茨城県など関東地方です。

ミツバの種類は、糸ミツバ、根ミツバ、切りミツバの3つ。以下、それぞれの特徴を紹介します。

・糸ミツバ…土耕の露地栽培で日に当てて密生させ栽培されていた青ミツバを、水耕栽培によって育てられているもの。スーパーなどの店頭で並ぶミツバのほとんどが、糸ミツバになります。

・根ミツバ…糸ミツバに比べて茎が白くて太く、根がしっかりしたミツバ。名前のとおり、寝付きのまま出荷します。

・切りミツバ…茎がやや太く、太陽の光に当てずに栽培したミツバ。茎から上の部分を束ねて出荷されています。

■家庭菜園でも育てやすいミツバ



ミツバには、ビタミンA、ビタミンC、鉄、食物繊維、カリウム、ミネラルなどがたっぷり含まれています。なかでも、活性酸素をとりのぞき動脈硬化の予防などの効果がのぞめるβカロチンが豊富。

また、ミツバの良い香りの源は、「クリプトテーネン」「ミツバエン」という香味成分。これらには、鎮静作用と食欲増進作用があることが知られています。たしかに、あの香りをかぐと、イライラが解消されリラックスできそうですね。

ミツバは、日本の気候に適しているため家庭菜園でも育てやすい野菜としても知られています。プランター、種、野菜用培養土があれば、ベランダなどでも栽培可能です。

半日陰など日照条件が悪い場所でも栽培できるため、水さえ切らさなければ、元気に育ちます。さらに、収穫の際に根元を5cmほど残しておけば、新芽が出てくるので、繰り返し収穫できるのも魅力です。

■ミツバの食べ方と保存法を知っておこう



ミツバの食べ方について、以下紹介します。
・ 茶碗蒸しや吸い物、丼もののトッピング…香りを生かした薬味として使われます。
・ おひたしや和え物…さわやかな風味が生きて、おいしくいただけます。
・ サラダ…生のまま切って他の野菜とまぜあわせていただきます。
・ ソース…ジェノベーゼの要領で、ミキサーにかけソースを作ることもできます。

保存する場合は、ぬれたキッチンペーパーなど柔らかい紙や布にくるんで袋に入れ、冷蔵庫に入れます。

食べやすい大きさにカットしたミツバを保存袋に入れ、冷凍も可能。汁物やてんぷらにするとき、使いたい量を取り出して使うこともできます。

ワンポイントに使うだけで、料理の風味をアップさせてくれる旬の野菜・ミツバ。
春の食卓に、ぜひとりいれたいですね!