【食材のこだわり】山菜について【しげよし】

2022/04/23

■春を代表する山菜を紹介!



春の訪れとともに芽吹き始め、ぐんぐん成長する山菜。食べても美味しく、山菜採りもレジャーのひとつとして非常に人気があります。春を代表する山菜を、以下5つ、紹介します。

・ ふきのとう
キク科フキ属の多年草。直射日光のあたらない、水辺の近くなどの湿った日陰に自生しています。てんぷらにすることで、やさしい苦味がひきたちます。

・ うど
ウコギ科タラノキ属の多年草。山の斜面で水気の多いところに生えます。自生の山うどは、緑色で硬いため、新芽をいただきます。キンピラや酢味噌あえがおすすめです。

・ こごみ
イワデンダ科多年生シダの一種。半日陰の土手などに自生しています。山や林などの道端で見かけます。おひたしやごま和えにしていただきます。

・ よもぎ
キク科ヨモギ属の多年草。日当たりのよい土手や畑の縁、空き地などに自生しています。草もちやお団子の材料に。

・ たらの芽
ウコギ科タラノキ属の落葉低木。日当たりのよい山野に自生しています。自宅の畑で育てている人も多いようです。素揚げしておひたしすると、美味しくいただけます。

このほか、つくし、菜の花、うるい、たけのこ、のびるなどたくさんの種類があります。

■春に採れる山菜のアク抜き方法を知っておこう



春に採れる山菜のアク抜き方法を知っておきましょう。

・水にさらす
たっぷりの水に10分ほどさらすことで、アクを抜くと同時に食感をよくする効果もあります。(うどは、1%の酢水にさらしましょう)

・揚げる
油で揚げると、山菜独特の香りを残しながらアクを飛ばすことができます。

・茹でる
20秒くらいずつ湯がいてざるにあげ、塩をふって冷まします。アクの強いわらびやぜんまいは、重曹を入れて湯がきましょう。

アク抜きは、山菜をより美味しくいただくために必要不可欠です。ひと手間かけておいしい料理を作りましょう。

■山菜採り初心者の注意ポイント3つ



GWに、山菜採りに出かけるという人も多いのではないでしょうか。
山菜採り初心者の方、小さいお子さんを連れて出かける方は、以下のことに注意しましょう。

・ 判別が難しい山菜は採らない
食べられる山菜はたくさんありますが、中には見分けるのが難しい山菜もあります。判別できない山菜は採らないようにし、ツアーなどに参加しガイドさんがいる場合は、必ず確認しましょう。

・ 動きやすく丈夫な服で
採る山菜によっては、やぶの中に入ったり、水辺にを運ぶこともあります。動きやすく丈夫で汚れても良い服装で出かけましょう。軍手、カッターナイフ、剪定バサミ等も持参するとよいでしょう。

・ 危険な場所を事前に確認
山菜採りでは、危険な動物に遭遇したり、不慮の事故に遭うリスクもあります。訪れる場所を事前にチェックし、危険な場所を確認しておきましょう。
新鮮な春の山菜から、生命力をいただきたいですね!