【食材のこだわり】絹さやについて【しげよし】

2023/05/15

■ビタミンA、ビタミンCが豊富に含まれる旬の食材・絹さや



4月から6月に旬の季節を迎える絹さや。絹さやはさやえんどうの一種で、さやが細くて柔らかいのが特徴です。

絹さやの主な産地は、鹿児島県、和歌山県、愛知県。
鹿児島県は、温暖な気候と水はけの良い土壌が絹さやの栽培に適していることから、全国の約30%のシェアを占めています。
和歌山県も、温暖な気候と水はけの良い土壌に加え、農業技術が進んでいることから絹さやの生産が盛んです。愛知県は、水はけの良い土壌と、首都圏へのアクセスの良さから、絹さやの産地として注目されています。

絹さやには、ビタミンAやビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンAは目の健康に、ビタミンCは免疫力アップに効果があるとされています。
また、食物繊維、カリウム、βカロテンなども豊富に含まれているヘルシーな食材です。

絹さやは、さやの色が緑鮮やかでツヤとハリがあり、途中で折れたりしていないもの、また豆が目立たないものを選びましょう。さやの先端にある小さいひげが、ピンと張っていて白っぽい色をしているものが新鮮です。

■絹さやとスナップエンドウ、グリーンピースの違い



絹さやに似た食材には、スナップエンドウ(写真)やグリーンピースなどがあります。

スナップエンドウは、絹さやと同じく若いエンドウ豆のさやを食べる野菜ですが、絹さやよりもさやが厚く、肉厚です。
食感は絹さやよりも歯ごたえがあり、甘みも強くなっています。

グリーンピースは、エンドウ豆の実さやのなかの豆をある程度大きくなるまで成長させ、完熟する前のやわらかい状態の時に収穫したもの。絹さややスナップエンドウとは異なり、プリプリした食感です。グリーンピースは、さやから実を取り出し、茹でたり炒めたりしてから食べます。

■初心者でも調理しやすい絹さやは、下ごしらえもカンタン!



調理が簡単な食材としても知られる絹さや。
下ごしらえは、ヘタと筋を取り除くだけです。ヘタは指で折り取るか、包丁で切ります。筋は包丁で切り取るか、指でつまんで引っ張ります。
茹でるときは、沸騰したお湯に塩をひとつまみ入れてから、絹さやを加えます。1分ほど茹でれば火が通ります。

絹さやは、比較的簡単に調理できるため、料理初心者の方でも挑戦しやすい食材です。また、どんな料理にも合わせやすいので、食卓に彩りを添えるのにも最適です。
卵とじ、炒め物、みそ汁、サラダ、天ぷら、煮物、和え物など絹さやを使った料理を、ぜひ試してみてください!